Superb Garbages 2

千野純一(chinorin)のはてなダイアリーの続きです。

インピーダンスの復習

・少しでも言葉を変えて多角的に理解しようシリーズ。またインピーダンスの話で、↓前回と前々回。

chinorin.hatenablog.com

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・そして再び引っ張り出すこの図。

・「ロー出しハイ受け」について、要は「必ず分圧してしまうので、少しでも受信側で有利なように抵抗を調整する」ということ。

・どこまでが送信側でどこからが受信側なのか、その区切りがよくわからないのが理解を妨げている気がするんだけど、この場合の受信側を厳密に定義するなら電圧計の端子で挟まれている抵抗成分のみ。当然、電圧計が検知できるのがそこだけなので。


・それをふまえて。オーディオの切替スイッチなどの用途で信号を中継する場合、接触抵抗などの影響で信号が減衰するはずなので増幅するのが一番いいとは思うんだけど、もしかしたらインピーダンス変換だけでも十分なのかもしれない。

・というかなるほど。オーディオ用出力トランスというのはこういう考え方でロー出しするために使うんだな。それにしてはでかくて高いように感じるんだけど、まーオーディオの世界だし、好みのやり方というのがそれぞれあるんだろう。

・他にロー出しするためのやり方として普通に思いつくのはJFET(ステレオ2chならJFETアレイ)、それからオペアンプ。ただしこのへんは増幅もできてしまうので素直に増幅もすればいいじゃんって思うよね。

・あとはインピーダンス変換器なんてものがあるんだけどこれはどういう仕組みなんだ? 電源いらないんだよね? でもこのへんは高周波向け、ということはロー出しじゃなくてインピーダンスマッチングのために使うのかな? まあ、きっとそんな感じだろう。not for meでんがな。