・NANDでNOTを作るのは超簡単で、
こんだけ。2入力のANDをとって反転だから、自明だね。
・そのNANDを使ったNOTを使ったトグル回路がこうです。
・コンデンサの働きによってチャタリングも対策されています。以上おわり。
・おわりなんだけどなあ。NANDとは関係ないが、ディスクリートなトランジスタとかで構成して、ついでに入力は人間が押すスイッチじゃなくて電気信号でやるとしたら等価回路はこんな感じ?
・2023年6月12日追記:これは動かないね。ダイオードは不要どころか、冒頭のインバータ(NOTゲート)版においてその2箇所はコンデンサの電荷を放出するための経路なので両通が必要。そんで、このトランジスタNOT版はそこを逆流しようとしても合流地点が5Vだから逆流することはない。つまりこの回路図はどっちにしてもコンデンサの放電ができない。ベースエミッタ間抵抗とかでなんとかならんのかなあと思うけど面倒なので試してない。まあ、そのうち⋯。
・なんかコレクタのそこに次段のを直接つけるとコンデンサと環流の関係で逆流したりしねーのかなあと思ってダイオードつけてみたけど、まーなくても大丈夫そうな感じがするな。むしろないべきかも。
・左の入力TのところにあるカクカクしたのはPチャネルのJFETです。ここはソースとシンク(エミッタとコレクタ)の区別のない両通の素子が必要なのでそうしたけどB接点(ノーマリークローズ)なので負論理になります。つまりTはふだんHighにしといて、立ち下がりごとにトグルするということになる。
・これを正論理にしたいならゲートの前にもういっこNOTをつける。
・全部トランジスタにしたいならJFETの部分をまるごと逆並列トランジスタに取り替える。これも正論理になる。
・⋯でいけると思うんだけどめんどくさいので試してない。
・注意点としては、これらは(NANDで作ったやつも含めて)全てコンデンサの放充電が関係するので、一瞬⋯⋯例えば数ナノ秒間くらいのトリガーではトグルしないかもしれないし、トグルした数ナノ秒後にトリガーしても次のトグルが起こらないかもしれない。それぞれ数ミリ秒くらいは待った方が確実かと存じます。特に後者が心配。