Superb Garbages 2

千野純一(chinorin)のはてなダイアリーの続きです。

10月の病

・未だに一番好きなスペシャルはスーパーセンサーかもなあ。使っても使わなくても自分の戦術・戦略に何の影響もなく、使ったらただ有利になるだけで、スペシャルを使ったことが原因でやられることもほぼないので。

・他のスペシャルは必ずリスクがあるんだよね。アメフラシエナジースタンドですら投げ終わるまでは無防備だ。なお厳密に言うとスーパーセンサーにも一応リスクがあって、使用時のエフェクトでだいたいの居場所がバレる。

発症

・さて、先月起こったことを記しておかねばなるまい。我が人生も終盤にさしかかろうとしているというお話である。

・10月16日、早朝の出来事であった。そろそろ寝ようかなーとか思ってたとき突然、何やら顔面と目に痛み ―― 分泌した汗や涙によって「しみる」みたいな感覚が。それと、たまに1年に1回くらい起こる、とても体調が悪いときの乗り物酔い・アルコール摂取・排尿等で気絶する*1 前兆っぽい、とにかく立っていられず頭の位置を高くしていると気分が悪くなる感じのやつも一緒にきた。「いつものかなー」と思いつつ、なんか左腕の感覚が鈍いことが気になったがとにかく安全に横になって気絶することにした。

・目覚めるとまだ左腕が動かしにくい。しかしそれよりも、右目と左目が見ている像が合わなくて何じゃこりゃ。左右それぞれのピントは合ってるんだけど、両目で見ると全てのものが2つに見える。ぐぐってみたら「複視」というやつらしい。脳神経関係あるいは糖尿病でよく起こる症状のようで、「あー⋯」と思いながらもまだちょっとふらつく感じがあるので安静にしておいた。

・翌日、まあ問題なく立ち上がることはできるし、ちょくちょく片目を閉じるなどすれば近所に買い物に行くくらいはできるようになったが⋯⋯症状をまとめると、

複視。たぶん左目が左下方向にズレていて、両目で見ているものが結像しない。眼前20cmくらいまでは正常に見えるっぽいが、それより遠いと2つに見えるので文字とかを読むのもなかなか疲れる。
(後に左上方向の狭い範囲だけは遠くても結像することに気づいたが、生活する上でこの正常に見える範囲が便利に使えるというわけではない。ただ、遠くにあるものが正常に見えるという現象を確認できるだけでいくらかは安心できるという精神的に重要な用途がある)

左腕~左手が動かしにくい。脳が動作の指令を出してから実際に動き始めるまで数ミリ秒のタイムラグがある感じ。例えば、速くタイピングすると左右の同期がとれない。ピアノはとても弾きづらいがベースくらいはなんとかなるかな⋯。

しゃべりにくい。たちつてと、らりるれろあたりが特に、思ったとおりの発音にならずもどかしい。どのへんの動きが不自由なのかはよくわからんが、例えば歌についても、息が思ったところに当てられずいい発声ができないし音程も全然とれない。音程って耳じゃなくて筋肉でとってるんだね~。

・あとは認知もちょっと鈍いように感じるんだけど、これは複視とかにリソースを取られているからではないかという気もする。とにかくスプラトゥーンはとてもやりづらいのでツナギとプレートをバイト初心者の感じに戻しつつ⋯。

眼科

・しばらく自宅で安静にして、次の週にとりあえずまずは眼科へ。たぶん原因は脳神経系だと思うんだけど、生活上一番困っているのが複視なので。

・複視についてはまーけっこうよくある症状みたいで、先生曰く「半年くらいで自然に治ることが多いが一応念のため脳神経内科へ行って検査するべし」とのこと。近所の大きな病院への紹介状をもらった。

・ついでに眼底検査やらなんやらもしてもらったんだけど、最近もしかしたらと思っていた緑内障などの疑いもなく綺麗なもんだった。ところでこの左目の死角みたいな焼き付きみたいなのは何なんだろうね⋯。

神経内科

・そんでその翌週(発症から2週間後)、脳神経内科で色々検査した。まず尿と血液の結果としては、糖尿もなく、自分的に懸念だった腎臓の数値も正常で、その他出てくる数値も一部基準を超えているものがあるが誤差範囲でありいたって正常とのこと。へー⋯。

・それよりもMRIに影があり、これが橋出血*2 の痕跡とのことで、緊急でCTも撮ることになった。

・しかしCTの結果は異常なし。出血が2週間前の場合はこういう風にはならず、出血自体はそれより前に起こっていて、それがもう吸収されてCTでは見えなくなったというのが現状とのこと。心当たりを尋ねられたが全くわからず。

・そこでやっと血圧を測った。血圧を測るといつも驚かれるんだけど、出た数値は上が240くらいで下が140くらい。

・先生曰く「脳出血やむなしの致命的な数値なので今すぐに降圧剤を飲んで、塩分の摂取を控えるべし。かっぱえびせんを食べてはいけない」とのこと。元からあんまり食べないんだがとにかくかっぱえびせんについて口酸っぱく言われたのが印象的だった。

・処方箋は降圧剤とその副作用緩和のための胃薬のをもらった。橋出血予防の薬は飲まなくていいんか? ぐぐったときにそのような薬が存在すると書いてあったような気がするんだが、高血圧性だとまたちょっと違うのかね。謎だ。

現状

・ちゅーわけで一応減塩生活中。実際に減塩できているのかどうかはよくわからない。ほぼ既製品しか食わない生活でナトリウムを減らすとなると、そもそも食事量全体を減らすしか方法がなさそうな感じもする。あとはシリアルを多用するか。牛乳もいいらしいし。

・うーん、痩せてしまうではないか⋯。

・11月9日現在、当初あった諸症状はかなり緩和されている。左手はもう正常。しゃべりにくい感じはまだちょっとあって、これはとにかく喋らないと治らないんだと思うが喋る機会がほぼないので何とも。もっと通話スプラトゥーンをやらなければならない。

・複視についても結像距離は確実に増していて、疲れてないときなら1.5mくらいまでは実用に耐える(多少ブレてるけど文字とかもまあ読める)感じ。疲れてたり睡眠時間が足りなかったりするときは50cmくらいになるが、それでもまあ生活上困ることはほどんどない。

*1:排尿で気絶:排尿失神と呼ばれるもので、子供の頃からたまーにある。前兆を感じてから実際に失神するまで少しだけ時間があるので、まずは冷静にしまって、その後自分から安全な姿勢で倒れるのがよい。

*2:橋出血:脳出血の中でもかなりクリティカルなやつ。ぐぐってみたら生還率20~40%、四肢の麻痺が特徴とか書いてあって、へー⋯