Superb Garbages 2

千野純一(chinorin)のはてなダイアリーの続きです。

  • 某所で「自分はノッポさん世代だが、ワクワクさん世代の次の世代は何て言うんだろう」という話になって、なんとなく「できるかな」をYoutubeで見てみたんだけどこれがなかなか興味深い。ノッポさんのジェスチャがまず面白いし、ノッポさんゴン太くんにアテレコするというナレーションの多重構造とかも可笑しいし。しかしそれより何よりこの劇中歌は何だ?? 毎回こんなものをまるごと作ってたのか? それともカラオケだけ用意されていて歌だけ収録とか? いずれにしてもこれを月4〜5本分作るというのはけっこう無茶なことなんじゃないかと思う。
  • いろいろネット上の文書を読んでいたら、内容はほとんど3人のアドリブで進行して、話の展開をあらかじめ用意される15分の音楽ぴったりに収めるという作り方をしているんだそうな。ノッポさんはともかく、ゴン太くんがやろうとしてることをナレーションが察知してそれを「サッと拾う」とか、リハーサルや編集点があったにしてもすごすぎるだろ…。
  • 近頃は映像作品を鑑賞するのが退屈で仕方ない(だからほとんど見てない)んだけど、これに関してはあまり退屈を感じなかった。画面がいつも何かしら動いてて、それらはいつも何かを想像・推測させるという力があるのだ。ノッポさんのジェスチャ然り、ゴン太くんの鳴き声然り、工作の内容然り。「できるかな」を鑑賞することによって生まれる快い感覚は、動物(犬猫とか)を見ることによって生まれる感覚に近いんじゃないかと思う。
  • ちなみにテーマソングのアレンジは3種類あるみたい。上に貼ったムービーの、トロンボーンかなんかのスラーなイントロから始まってボーカルの合いの手があるのが初代。

  • 5の保続から始まってオンコードが面白いのが二代目。

  • 三代目はまさかのスウィング。コード進行は二代目準拠。1回目の「できるかな」が1拍目から入るのに対して、2回目がアウフタクトなのがいいよね。
  • 自分の年齢的には二代目世代のはずなんだけど、自分の記憶の中の曲は合いの手が入ってる。再放送を見ていたのかもしれない。