Superb Garbages 2

千野純一(chinorin)のはてなダイアリーの続きです。

  • 今日明日に死ぬというわけじゃないし、単に万が一を考えてのことだけど、身辺整理――弟子にまとめて渡すために過去作品の開発データなどを整理していて思ったこと: 成し遂げるべきことはたいてい成し遂げたし、できそうにないことは全て諦めた。なのでこの世に未練などない(今の気分としては)わけだけど、もし明日死ぬとしたら、ほとんど唯一後悔することは、今スプラトゥーンで遊んでいないことだ。
  • このゲームで遊ぶのが辛いことだとしても、それを我慢してやるべきということ。俺にとってゲームは快楽を得るための手段ではなく、それで遊ぶことそのものが人生の目的なのであって、そこを迷っちゃいけない。
  • ちょっと、色々思い出してきた。俺がなぜゲームを作るかって、自分で遊びたいからだ。ここ数年、自分で作ったゲームのテストプレイなんかが辛くて辛くて弟子に丸投げしたりしてた。どうしてこんなことになってるかというと、ユーザのためにゲームを作っているからだ。それがいけない。
  • 音楽だってそうだ。ボイトレの先生の意見とかを聞きすぎて、他人に聴かせるための音楽にこだわりすぎてはいないか。なぜ音楽をやるかって、音楽を演奏することそのもので快楽を得るのはもちろんだけど、それ以上に、自分で作った曲や自分の演奏を自分で聴くためにやっているのではないのか。
  • 俺はもっと、自分のために生きなくちゃいけない。とりあえずWiiUの電源を入れます。辛くてもがんばる。