Superb Garbages 2

千野純一(chinorin)のはてなダイアリーの続きです。

  • なお、僕の魔術はぜんぶ独学ですので念のため…。結社に入っていたりはしませんし、師匠もいません。なので、巷で使われている正しい魔術とは別の概念を創作している可能性は高い。しかしこれでも、ある程度の効果は見込めると思うな。
  • 魔道をするなら、まずは心を落ち着けて、感情や欲望とは無関係にものを考えることです。それから自分が主体である領域を知り、それ以外の領域を正確に知ることですね。もう既にそれを知っていて、自分以外の領域は絶対に変えられない(世界を変えることはできない)と思っている人は、もう2段階目にいるのでそれ以降の習得が早いと思います。それからもっと厳密に突き詰めていくと、自分とそれ以外の境界は意外と曖昧であることに気づきます。境界の存在を知ってからでないと、この感覚にはたどり着けないのではないかな。最初っから境界が曖昧な人はそういう病気だろうし。
  • 次に、「自分自身が変われば、それは世界が変わることと同義」というのを実践していきましょう。最初は「自分の受け取り方が変わる」という認識しかできないのが普通なんだけど、実際に世界が変わるというのもだんだんわかってくると思います。
  • 例えば、憎くて憎くて呪い殺したい相手がいるとしよう。これを魔術的にどう解決すればいいか。
  • もちろん魔術を使って実際に呪い殺すこともできると思うけど、その行動は魔術師としては低レベルすぎる。そもそも憎いという感情自体が自分を苦しめているわけで、その感情を消せば根本的解決なわけです。仏教と似てるでしょ?
  • 実践的には、儀式でそれを取り除くこともできるし、もっと言うなら相手を憎く思う時点で魔術師としての修行が足りない。もっと世界を俯瞰して、事を荒立てないよううまく立ち回るべきです。
  • それから、自分の魔術師としてのレベルを認識するというのも大事だよね…。全てが上手くいくわけではないんだけど、それは自分の能力が足りていないせいなわけで。うまくいかない厄介ごとは積極的に避けて通りましょう。自分に向かっている悪意を受け流すことや、それを別のものに変容させてしまうことなんかは、魔術が得意としている分野だと思います。