Superb Garbages 2

千野純一(chinorin)のはてなダイアリーの続きです。

  • 一昨日の爬虫類脳という考え方もひとつありそうだが、魔法がくすぐることのできる感覚には、もう少し新しいものもあるようだ。
  • 魔術で扱われるシンボルは色々あるのだが、中でも、エジプトの遺跡に描かれているマーク(=エジプト神話の神々のイメージ)がとても重要だとされている。ギリシャやローマ、中国などから引用されることもあることはあるみたいだけど、そのルーツをたどっていくと結局エジプト神話に繋がっているというのもよくある話だ。
  • どうしてエジプトなのか、その理由は魔道では語られない。しかし色々考察しているうちに、人類の拡散の軌跡に根ざしていることに今さら気づいた。人類ホモ・サピエンスは20万年ほど前にアフリカ中部で発生し、4万年ほど前にユーラシア大陸全域に到達したとされる。アフリカ大陸を出てユーラシア大陸へ移動する際に通るルートはひとつしかなくて、そこにあるのはエジプト。つまり我々ユーラシア系民族のDNAには、エジプトで生活し、エジプトの神々を敬い畏れていた頃の記憶が必ず刻まれているはずなのだ。
  • よって、古代からアフリカ中南部に定住し続けている民族や、アフリカ南方経由で拡散した民族にはエジプト起源の魔法が効かないかもしれないね。但し、エジプト神話自体が爬虫類脳的な創作かもしれないので、それを考慮すると一概には言えないか。
  • エジプトの神々の中でも、現代魔術でよく見かけるイメージがホルスとラー。今日はこの2柱の名前だけ覚えて帰ってください。例えば……わざわざマイナーな例を出すけど、オッドアイはホルスのシンボルじゃないかな。