Superb Garbages 2

千野純一(chinorin)のはてなダイアリーの続きです。

  • 脳には3つの領域があるという。一番中心にあるのが進化の過程で爬虫類だった頃に獲得した脳幹(爬虫類脳)で、肉体や反射を司る。その外に哺乳類として獲得した旧皮質(旧哺乳類脳)があり、これは感情を司る。一番外側が霊長類として獲得した新皮質(新哺乳類脳)で、理性や言語を司る。のだそうだ。
  • 日常的に、言語によるコミュニケーションで使うのはもちろん新皮質。催眠的アプローチで操られるいわゆる無意識は主に旧皮質によるものだ。
  • これは色々調べていて思い至った仮説だが、魔法が効果を発するメカニズムのひとつとして、脳幹にアクセスしているというのがありそうだ。爬虫類時代に得た本能的な記憶が無意識や意識に影響を及ぼすことは充分にあり得る話だし、それには霊長類としては理解できない感覚も多く含まれていることだろう。
  • 魔術を勉強していると、とにかく爬虫類的なイメージが頻出するんだよね。神話にもよく出てくるし、例えば爬虫類が登場するフィクションがしばしばヒットを飛ばすのはご存じの通り。ドラゴンを偉く感じるのは本能的な反応なのだ。
  • と思ってぐぐったら、同じ結論に至っている人もいるね。数は多くないみたいだが。