Superb Garbages 2

千野純一(chinorin)のはてなダイアリーの続きです。

  • いやあ……いいツールだわ初音ミク(というかVOCALOID)は。細かいこと言い出せばキリはないけど、このレベルまでは全然時間かからないし。そもそもこれが許容されている文化そのものが凄いのかもしれないが…。


  • ハードウェア音源の場合は俊敏さ・反応速度が命なわけだけど、VOCALOIDの発想は正反対。プリトラックダウンというか、データを事前に解釈し、都合のいいように発音してくれるのがいいところ。
  • 例えばSC系のSlowStringsなんかは、発音を始めてからいい音になるまでのタイムラグがある。(数十msくらいのもんだけど) だから、タイミングをこちらで計って、事前に発音を始めておかなければならない。まあ、普通に楽器を弾くときはたいていそうなんだが。
  • 一方VOCALOIDの場合そのタイムラグを計算に入れて、ツール側で早めに発音をしてくれたりするわけ。自動ポルタメントも(効きすぎの感はあるが)ポイントで、けっこう凄いと思う。
  • VOCALOID Editorの使いやすさも、何だかんだ言って大きいのではないか。これでキーボードショートカットの機能がもっと充実してたらほぼ言うことナシなんだが…。
  • いや、もしかすると、何よりも先にヴォーカルパートが作れる、むしろヴォーカルパートから作らないと始まらないことが利点なのかもしれない。実際に歌い手を連れてくるときは、そんな作り方は絶対にできないからね。