Superb Garbages 2

千野純一(chinorin)のはてなダイアリーの続きです。

  • さんざん見た方がいいと言われ続けて2年。「けいおん!」を、とりあえず#1だけちゃんと見ました。
  • どんだけ貪欲で、どんだけ贅沢なアニメなんだこれは。「全てのカットに何らかの意味がある」というのはただの理想だと思ってたけど、ここまでやってやれるもんなんだなー。
  • っていうか、この小津手法の大流行はなんなんだろうね! 「間」というものを本気で追求すると、結局こういう映像になっちゃうのかね。
  • イマジナリーラインとかも完全無視だし。
  • 「今、簡単でわかりやすいアニメがウケている」というムーブメントなんかじゃない。映像というものは、視覚というインターフェイスだけでより多くの情報を伝えるという方向に進化してきたし、映像作家はみんなそれを求めていたはずで、作品を鑑賞した人全員に映像の意味をわかってもらえるということがひとつの理想だったではないか。もしかしたら、こういうのが映像というメディアの最終目標だったという可能性もある。
  • そしてそれは、「お約束」「記号」という感覚が、あらゆる日本人に植え付けられていなければ為し得ないことであった! それがあるからこそ、こうやってたった1つのカットから多くの意味を感じ取れるってわけだ。きっと歌舞伎のDNAがそうさせている。
  • と、酔っ払いは思ったとさ。
  • ちなみにJeff Beckは難しいから嫌いだ。