Superb Garbages 2

千野純一(chinorin)のはてなダイアリーの続きです。

  • シナリオ執筆というのは、シナリオを書く能力のない私にとっては、全てを壊すことだ。登場人物を殺すことだ。自分自身を生かさないことだ。表現したいことが10あるとしたら、1とか2とかくらいしか、場合によっては1未満の場合だってある。それくらいしか記述できていないと思う。そもそも文字にすることのできないもの、文字にすると意味がなくなってしまうもの、文字にすると壊れてしまうものを文字にするという行為自体が烏滸がましいことであった。それをうまくやるだけの能力がないわけだよ。
  • シナリオライタをやってる人、小説を書いている人は凄いと思うよ。本当に。神にしかできない領域にチャレンジしているよね。
  • 深淵にあるものを具現化すること。それは、今までにない新しいものを作り出すことより難しい。一行一行、正解を探して、闇の中を手探りで彷徨い続けるのがシナリオ執筆という仕事だ。しんどくないわけがない。