Superb Garbages 2

千野純一(chinorin)のはてなダイアリーの続きです。

  • すんごい今更なことを書きます。こんなの言うまでもない常識で、知らなかったのは俺だけなのかな…。
  • とにかく、ジャズというものを知らなかったわけですよ。ジャズのイメージとしては「みんなで決まったコードを演奏し、そのうちのひとりは即興で演奏をする『ソロ』という係。ソロ係はコード1〜2周ごとに持ち回りで、その順番がみんなに回ったら終了」というくらいのものしかなかった。具体的に彼らが何をやっていて、どこが面白いのか全然知らなかったわけですが。しかし今日、Wikipediaを読んでいて(笑)生まれて初めて、ジャズの理論というものを知りました。(わかった、というほどではないと思う)
  • ソロを演奏するフレーズの単位として「リック」というのがあるんだそうです。「音符」を「文字」に例えるなら、「リック」は「単語」みたいな感じ。ジャズ演奏者はリックを勉強することにより「語彙を増やしていく」、とのこと。そして、セッションではその「語彙で会話する」というわけです。なるほど!
  • そして、ジャズのどこに即興があるのかというと、「知っているリックのうち、どれを繰り出すか」「そのリックをどのようなリズムにするか」の2点、なのかな。後者に関しては、あるリック集サイトでは、リックの音が全て8分音符で書かれていました。そのリズム、シンコペーションアーティキュレーションを演奏者が自由につけるためにです。
  • また、リックを無視してもっと自由に弾くときもあるそうで。それはかなりのギャンブルなのだとか。今まで、俺はギャンブルしかしたことありませんでした。(笑) リックという概念自体を知らなかったのでね。「会話」に使う言語は音符が最大単位なんだと思ってた。
  • この説明を読むだけで、だいぶジャズに興味が湧いてきました。道理で、ジャズの上達には人のプレイを見ることが必要で、テクニックに違いがあっても誰もがその「会話」に参加できるわけだ。だって、本当に外国語会話と一緒だから。日本語なんかも介する必要がない。
  • 昔聴いて意味のわからなかったジャズのCDを実家から持ってこよう。