Superb Garbages 2

千野純一(chinorin)のはてなダイアリーの続きです。

明けまして新しいはんだごてを買った

・はんだごておめでとう。

・しばらくHAKKOのPRESTOという温調のない急速加熱つきはんだごてを使っていてこれもまあまあ便利だとは思うんだけど、やっぱり立ち上がりの加熱にどうしても時間がかかってしまうのが俺をはんだづけ作業から遠ざけていたし、それと同時に作業の失敗も誘っていた。いったん電源を入れたら修正までぜんぶやらないと次に電源を入れるときにまた待ち時間が生じてしまうからだ。

・今回は念入りに下調べをしたよ。結局、セラミックヒーター方式で熱容量の大きいこて先というお決まりのパターンがいけないんだという結論に至った。どうしても熱容量は必要ではないかと思ってしまうところだが、実はデジタル温調の精度と加熱の能力がしっかりしていれば温度が下がる側からどんどん加熱するはずだからその方が問題が少ないのではないか。

・そこでたどり着いたのが、JBCの規格C210とC245、それからHAKKOの規格T12。最近よく「意外といい」と耳にするUSBはんだごてなんかも同じ方式なんだと思うけど、このへんのはヒータがこて先の先端付近?に内蔵されていて加熱がめっちゃ早いらしい。C210は2秒ではんだが溶けるとか言ってる。

・で、色々値段とかも鑑みてT12-942というT12規格の互換機にした。むろん中国メーカの製品だ。12月27日にAliExpressで注文して(ちなみにAliExpressでは初注文)、同日中国から出荷されて元日に届いた。配送や通関に携わる方々には感謝しかない。

・一応ステーション型で、ステーションのサイズは90×40×40⋯⋯ってあんまり似てる大きさのものが思いつかないんだけど、チョコボールの箱を3個重ねたくらいかなあ⋯⋯というなかなかのミニサイズ。

・もちろんデジタル温調で、表示されている温度と実際のこて先温度との差も小さいっぽい。電源を入れてからはんだが溶けるまで、さすがに2秒とはいかないが、だいたい6~7秒といったところか。夏はもっと速いだろう。

・スリープ機能やブースト機能なんかもあって、スリープに至る時間(デフォルトは30秒)や、ブーストの温度(デフォルトは+50℃)やボタンを押してからブーストが終わるまでの時間(デフォルトは30秒)は調整可能。スリープはステーションのボタンを押すか、こて部に内蔵されている何らかのセンサが反応すると解除されるみたいなのだが、このセンサの正体がよくわからん。とにかくはんだづけ中でも平気でスリープに入るので、そのたびにこて部を振ったりするのが面倒だ。そもそも360℃程度にしておくならそんなにきっちりスリープしなくてもいいんじゃないかと思う。5分くらいに設定しておくことにしよう。

・でもお高いんでしょう? ご安心くださいそこはAliExpress価格、今なら異なる種類のこて先5本がついてきて、堂々の3,360円でございます。ただし電源は付属しておりませんので、24V4Aの電源を別途ご用意ください。俺も同時に注文したんだけど電源が届くのが数日後だったので、それまでは安定化電源で運用した。Φ2.1/5.5のセンタープラスでおk。

・↓Amazonでも4000円程度で売ってるようだ。これも電源ついてないみたいね。

・っていうか、特にこういう電熱関係の機器は電源が内蔵されてない方が安心だったりするんだよね。ほら、AC100Vを採用してる国って日本くらいしかないわけじゃん⋯?