Superb Garbages 2

千野純一(chinorin)のはてなダイアリーの続きです。

中学受験算数はパズルゲームだ!

・最近何やってるかっていうと、主に中学受験算数の問題を解いてる。w

・なんだそりゃって感じだが。中学受験算数の問題を解くというのはパズルゲームやってるのと完全に全く同じ体験なのである。

・最近、一番「おおー」と思ったのがこちらの問題。図形的に綺麗。

・図はGeoGebraで一所懸命自作した。けっこう有名な問題らしい。というわけで斜線部分の面積を求めよ。

三角関数を使えば何も工夫せずに求まるかもしれないけど、中学受験算数の問題においては小学校で習ったメソッドしか使わないのがお作法。三平方の定理三角関数に頼った奴は負けだ。


・解答は書かないけどヒント。円の中心点から右に70°を半分にするような水平線を引いて、その線より上を考える。最後に2倍すれば答えになるはず。
 

・図のように、線分と円の交点から、水平線まで垂線を下ろす。以下のことを考えてみれ。

・まず円に接している2つの角、青の角度と緑の角度はどうなっているか。一応念のため:三角形の内角の和は180°です。

・ひいては、この2つの三角形はどんな関係か。どんな関係って、2つの三角形の関係っつったらあれかあれしかねーけどな。

・そして、ここまできたらほとんど答えみたいなもんだけど、青のドット領域と緑のドット領域の関係がどうなっているか。

・ここまで見てわかんないとちょっとつらいんだけど、そうねえ⋯⋯青ドット領域は、それを含む大きな三角形から何も書かれていない白い領域を引いたもので、緑ドット領域は、それを含む三角形から白い領域を引いたもの、ですよね。


・一般に、70°のところと20°のところの合計が90°になれば(例えば68°と22°。21°ではない)斜線領域の幅が変わるだけでおおむね同じ問題になるようだ。