・普通の抵抗、あのややくびれた円筒形でアキシャルリード⋯⋯円筒の両端から1本ずつ、計2本の足が生えてるやつ、あるじゃないですか。それには必ず色のついた帯が描かれていて、その組み合わせで抵抗値や許容誤差などがわかるようになっています。たまにはこうやって丁寧に説明することもあるんだ。
・まーその順番とか、そういうデコードに関する方法はぐぐってもらうとして、ここではとにかく色に対応する数字だけ覚えてもらいます。っつーかぐぐれば語呂合わせとか普通に載ってるから真面目に覚えたい人はそっちを見ればいいと思う。この記事は、カラーコードを覚える方法として、それ以外のものを追加することを提案するものである。
・黒は0で茶は1。これは普通に覚える。いきなりテーマを無視しているが、っていうか黒と茶は頻出するから自然に覚えてしまうので大丈夫っしょ。
・2からは、ご存じ12色相環の順。赤から始まる12色相環はみんな当然暗唱できるよね?? 赤、橙、黄橙、黄、黄緑、緑、青緑、緑青、青、青紫、紫、赤紫。この中の1文字のやつが2~7です。すなわち、ええと、赤2、橙3、黄4、緑5、青6、紫7。
・で、灰が8で白が9。これも普通に覚える。
・っつーのはいくら何でも酷かもしれないので仕方ない、ここだけはハイヤー、釧路って覚えることを許可してやってもいいが、ちょっとひねって8は「8(は)いいろ」、白は臼に似てるから9ってことでどうよ。今思いついたにしては優秀ではないか。
・もうひとつのヒントはN88BASICのデフォルトのパレット番号だ。N88BASICのパレット番号、0番はみんな覚えてるよね!! そう、0番は黒です。
・で、パレット7番が白だったのも当然覚えてると思うけど、この7というのは8色の場合に使う0~7の最後の数字でした。一方、抵抗のカラーコードの最後の数字9も白です。覚えやすいね!
・あと、パレット1番は青だったけどそれは無視して、2番は赤だったのでそのまんまなんだぜ。他は知らん。
・これでみんなもばっちり覚えられたと思う。明日技術のテストがあっても安心だね!
・しかしねえ、これ覚えて意味あるのかよっていつも思う。
・まず、右から読むのか左から読むのか全然わかんねーんだ。幅が狭い方から読むらしいけど微妙すぎる。しかもどっちから読んでも「あり得る」数値だったりするしさあ。
・そんで色も、特に茶と赤、黄と橙が、その2色が並んでればわかるだろうけど単独で出てきてもどっちなのか自信が持てないことが多い。
・なので結局テスターで見てみるという手順が省けない。そのへんに転がってる抵抗を拾って、数値に自信がない状態で使えるわけないし⋯。
・つーか抵抗値も許容誤差も大事だけど、それよりも定格電力(ワット数)の方が大事じゃねえか? だって抵抗値はテスターで計れるけど、定格電力って袋から出したりリールから切り離したらもう燃やしてみるしか確認する手段なくね?
・もうさー、すごいちっちゃいセラミックコンデンサとかチップ部品には数字書いてるわけだし。抵抗にも数字書いちゃえばいいんじゃねーの?? これから抵抗を製造する事業を新規で始めるために製造機械から作ろうとしている業者はぜひ検討してもらいたい。レアだな~。