・某Digi-Keyで買いたいものがあったんだけどそんなに高いものでもなく、合計6000円を超えないと送料が2000円もかかってしまうので、まー何かしら欲しいものが見つかるだろうと思って延々と見て回ってたらもう朝だった。
・さすが「ないものはない」を謳っている(謳ってないです)だけのことはある。これからDigi-Keyのことは電子部品界のサンモークと呼ぼう。この話、誰かついてこれる人はいるんだろうか。
・工作を始めた頃にえっらい探したけど結局よいものはあまり見つからなかったファストン端子関係の部品もまーいろいろあるわ。やっぱり国内に入ってきてないだけだったんだなあ。その中でもわりとクスッとなるやつがちょいちょいあって面白かった。例えば⋯
・プラグとレセプタクルが両方ついてるやつ ←なにげに分岐ができるのが便利そう
・なんか謎のやつ ←これどーやって何に使うんだ?
・レセプタクルを使うべきところにうっかりプラグを圧着しちゃったとき重宝するやつ
・板っきれ ←表面実装にしてもはんだの様子が見えなくてめんどくさそう
・2.54mmピッチだそうなので基板実装できるけどなんか触手っぽくてキモいやつ
・ファストンとか関係なく超便利だろうと思うやつ ←ブレッドボードの中身みたいなもんだよね。でも1個122円は高い⋯。つーかなんでファストンのコーナに置いてあるんだ?
・ファストン端子関連で一番欲しかったのが基板からプラグをにょきっと生やすようなやつで、国内のショップでも単に足があるやつは見かけるが、この足は太すぎてユニバーサル基板の穴に入らねえんだわ。それに比べたらこういうやつの方がいくらか扱いやすかろうということでネジ止めするような2端子のやつを買った。そもそもラグ板に装着するためのものなんだろうけどね。
・プラグを使うべきところにうっかりレセプタクルを圧着しちゃったときにも重宝するであろう⋯。
・ちなみに端子がたくさんついてるやつもあった。まあそこまで用途を想像できてるわけじゃないし、それをやりたいときは2端子のを複数設置して短絡するというのがバランスいいでしょ。うん。
・それから、国内ではあんまり見かけないPチャネルのJFETなんかも少し。なんであんまり見かけないんですかねえ。あってもNチャネルばっかりなんだよな。
・設計だけやって、部品を集めてひとまとめにしてあるけど接続がやたらめんどくさくて放置してる作品がたくさんある。というかそれしかない。
・しかも「あれー、あの汎用ロジックまだあったはずだけどどこいったかな。うーん、この前まとめた部品の中にあったはずだ、ここから借りよう」みたいなのもあって既にシステム自体が崩壊している。
・表示器が絡むと急にめんどくさくなるんだよなあ。2桁の7セグとシフトレジスタ(74HC595)は安かったときに大量に(っつっても25個くらいずつ)買ってしまったので、在庫的に考えると「どうでもいい数値でも雑に表示するべ」って感じなのだが、いかんせん7セグの接続がめんどくさすぎる。1桁につき9本(アノードコモンの1+セグメントの7+ドットの1)の配線をしなきゃいけなくて、しかも端子の配置がランダム(に見える。「Aから順に並んでない」の意)なので、かなり集中してやらないと必ず失敗するんだわ。失敗しても配線しなおしゃいいのでその点は気が楽と言えなくもないし、しかもやるならワイヤラッピングなのではんだづけの修正に比べたらそこまで憂鬱でもないんだが。
・当然だけど、74HC595×2と2桁の7セグを簡単に接続するための基板を量産してしまった方が楽なんだろうなあと感じる。たぶん探せば基板単体で売ってそうだけどそれは意地でも買いたくないし、オンデマンド基板みたいなのを発注するっつーのもそれは買うのと一緒じゃないかと思うのでなんとか自作するしかない。
・いろいろ考えた⋯。近所の知り合いがレーザーカッター持ってるのでそれを使わせてもらってなんとかできないかとか(基本的に金属は切れないらしいのでたぶんムリ)、まずステンシルみたいなのを作って導電性インクをスプレーするのはどうかとか(導電性インクが高い!!)、IC2個分くらいならカッターかルーターで自力でパターンを削り出すのはどうかとか(普通に配線した方が早くね?)。
・結局エッチングが一番楽なのか? 自作PCB*1 といえばほとんどエッチングについてしか書かれてないからきっと当然なのだと思うが、しかしエッチングかあ⋯⋯⋯⋯。常温液体の毒物を扱うのって想像するだにめんどくさいよなあ。
*1:Printed Circuit Board:プリント基板